高の原法律事務所のはじまり
女性弁護士がひとり。
大阪淀屋橋の西天満、大阪地方裁判所の目の前の法律事務所で、9年間勤務していました。
奈良と京都の県境の高の原から、毎日大阪まで、片道1時間以上かけて通勤していました。
いつかは独立して、自分の事務所を構えたい、と漠然とした思いがありました。
ある日、高の原に住んでいるというお客さんが、大阪の事務所まで相談に来られました。
このお客さんは、「高の原には法律事務所がない」ということで、わざわざ1時間以上もかけて大阪の事務所まで来て下さったのでした。
この時、「裁判所の近くには法律事務所が山のようにあるが、高の原には法律事務所がない、でもきっと高の原でも法律事務所に相談したいと考えている人はたくさんいるはずだ。そういう人たちのために、自分が事務所を立ち上げて手助けしたい」と弁護士は考えました。
そして二男を出産した後、女性弁護士はかねてからの独立の夢を実現するべく、いよいよ「高の原法律事務所」の立ち上げに向かって動き出しました。