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解決事例

信号待ちで追突され外傷性頸部症候群、左胸部打撲、頸椎捻挫の傷害を負い、14級の後遺障害が認定された事例

1.事故状況

Aさんが交差点の信号待ちで停車していたところ、運転手が携帯電話の画面に気を取られた車に殆どノーブレーキで追突されました。Aさんは衝突の衝撃で外傷性頸部症候群、左胸部打撲、頸椎捻挫の傷害を負いました。Aさんが停止した相手の車の運転手に声を掛け、車を道のわきに寄せていると加害車は逃走し、翌日警察に検挙されました。

Aさんは事故の直後は気が張っていて痛みを感じませんでしたが、翌日になって首の痛みや左手の痺れを感じたので、救急外来で治療を受け、その後も引き続き整形外科で治療を継続しました

2.相談のきっかけ

事故から半月後に、Aさんは当事務所のホームページを見て相談に来られました。弁護士と面談後、Aさんはこの事件の物損・人損についての解決を弁護士に委任されました。

3.弁護士の活動

物損についてはAさんの車の修理費と代車代を相手方の保険会社に請求し、示談を成立させました。

Aさんの受けた傷は大きく、暫く仕事を休まざるを得なくなりました。弁護士は何度も相手方の保険会社と交渉して治療期間を延長させ、最終的に事故後8か月半でAさんは症状固定となりました。

Aさんには自覚症状として、左頸部の痛みや左上肢に電気が走るように感じたり、左手小指の痺れなどが残りました。

症状固定を受け、弁護士は後遺症認定の被害者請求を行いました。MRIの画像には頚椎に椎間板の突出があることや脊髄に信号変化があることを指摘し、12級の後遺症に該当すると主張しました。

自賠責損害調査事務所は審査の結果、将来においても回復が困難と見込まれる障害として、Aさんの後遺症を認め14級と認定しました。

4.弁護士関与の成果

弁護士は、後遺障害認定の結果を元に、相手側保険会社との損害賠償の交渉を行いました。

弁護士は、相手方が現場から逃走したことによりAさんは精神的苦痛を味わったとして、相手方保険会社に慰謝料の増額を主張して認めさせました

 

損害賠償金額の内訳は

治療費、交通費等 96万円
休業損害 43万円
逸失利益 84万円
通院慰謝料 120万円
後遺障害慰謝料(14級)    110万円
小計 453万円

5.弁護士の所感

Aさんは加害者が逃走するのを追いかけるなど、事故後に緊張を強いられ自覚症状が出なかったので、治療を受けるのが遅れました。Aさんのダメージは思ったより大きく長期にわたる治療や後遺症を余儀なくされました。

しかし、Aさんが事故後の早い時期に当事務所に来られたので、弁護士は早い時期から相手方保険会社と交渉し、長期にわたる治療をしてもらうことができました。通常、相手方の保険会社は、事故後3か月程度で治療打ち切りを通告したりします。弁護士が入ることにより、被害者の症状を伝えて治療期間を延長されることもできます

任意保険の弁護士特約に加入されていれば、事故後のできるだけ早い時期に弁護士に相談されることをお薦めします。

弁護士特約を使えば費用の心配をせずに、相手方保険会社とのストレスの多い交渉を弁護士に任せ、治療に専念できます。又、後遺症が残れば、自賠責損害調査事務所に後遺症認定の被害者請求をします。相手方保険会社に任せて、後遺症認定の事前申請をするよりも、後遺症が認定される確率は高くなると思います。

弁護士は、被害を元に戻すことはできませんが、事故による損害を少しでも多く賠償してもらえるように努力します

 

弁護士 坪田 園子

高の原法律事務所

所長 坪田 園子

代表弁護士である坪田園子は、「顔の見える関係」を何より大切にしております。依頼者とは、必ず直接お会いして、お話をじっくりとお伺いしたうえで事件をお受けしております。奈良の高の原という奈良の郊外で、地域密着の依頼者対応をモットーとしております。最初は不安な顔で相談に来られた方も、無事に解決した後は、笑顔になって帰られます。一人でも多くの方の笑顔が見られるように精進致します。ぜひお気軽にご相談をくださいね。

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